タイトル: AWS ECRに登録したコンテナをEC2で起動するまでの手順を自動化する方法
こんにちは、みなさん。今回はAWSのECR(Elastic Container Registry)に登録したコンテナをEC2で起動するまでの手順を自動化する方法についてお話しします。
ECRは、Dockerコンテナイメージを保存・管理するためのマネージド型サービスです。EC2はAWSの仮想サーバーであり、ECRに登録されたコンテナイメージを実行することができます。手動でECRからコンテナを取得し、EC2で起動する作業は煩雑で時間がかかるため、これらの手順を自動化することで作業を効率化することができます。
では、具体的な手順を説明します。
1. IAMロールの作成
最初に、ECRとEC2へのアクセス権限を持つIAMロールを作成します。このロールには適切なポリシーをアタッチし、ECRへの読み取りアクセスとEC2への実行アクセスを許可します。
2. EC2インスタンスの起動
EC2コンソールにアクセスし、新しいインスタンスを起動します。AMI(Amazon Machine Image)として、DockerランタイムがサポートされているAmazon Linux 2 AMIを選択します。また、先ほど作成したIAMロールをインスタンスにアタッチします。
3. EC2インスタンスへの接続
インスタンスが起動したら、SSHクライアントを使用してインスタンスに接続します。接続後、必要なコマンドを実行することができます。
4. コンテナイメージの取得
インスタンスに接続したら、ECRからコンテナイメージを取得します。以下のコマンドを使用して、ECRリポジトリからイメージをプルします。
```
aws ecr get-login-password --region リージョン名 | docker login --username AWS --password-stdin アカウントID.dkr.ecr.リージョン名.amazonaws.com
docker pull アカウントID.dkr.ecr.リポジトリ名:タグ
```
必要なイメージを取得したら、ECRへの接続を終了します。
5. コンテナの起動
インスタンス上で、以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
```
docker run -d -p ポート番号:ポート番号 --name コンテナ名 イメージ名
```
これにより、ECRから取得したコンテナイメージがEC2上で実行されます。
以上が、AWS ECRに登録したコンテナをEC2で起動するまでの手順を自動化する方法です。この手順を自動化するためには、AWS CLIやAWS SDKを使用して、これらのコマンドをスクリプト化することができます。
自動化により、煩雑な手動作業を省力化し、迅速にコンテナを起動することが可能になります。ぜひ、この方法を活用して効率的な開発・運用を実現してください。